美味しいお酒と和食が大好きなWebコンサルタントの山田育栄です。
今回は、東京都福生市のゲストハウス酒坊多満自慢と石川酒造の訪問レポートを公開します。
ゲストハウス酒坊多満自慢へ訪問
酒坊多満自慢(しゅぼうたまじまん)の概要
酒坊多満自慢は、江戸時代から続く石川酒造の敷地内に建設された福生市のゲストハウスです。
お部屋は、男性用と女性用のカプセルベッドルームと、木の温もりが漂う畳の和室個室の2種類があります。
「Kitchen&Bar 田の実」では、西多摩の大自然で育った食材を使用したランチを提供しています。
栄養と酵素が沢山含まれた米麹で作る「生化粧水作り」や「塩麹作り」などのイベントも行っています。
【公式サイト】ゲストハウス酒坊多満自慢
【住所】東京都福生市熊川1-11[地図]
【電話番号】042-513-7448(9:00~18:00)
【最寄駅】JR青梅線・五日市線・八高線、西武線 拝島駅からタクシーで約8分、徒歩で約20分
入口
アプローチ
ゲストハウス
のれん
ロビー
ロビー
レストラン Kitchen & Bar 田の実
カプセルベッドルーム
和室個室
共有スペース・館内設備
2階からのロビー
2階からのロビー
ラウンジ
石川酒造の見学会
石川酒造の概要
1863年(文久3年)創業の石川酒造は、あきる野市の森田酒造の蔵を借りて石川和吉が酒造りを開始した酒造です。
1880年(明治13年)に熊川へ移り、その当時に建てられた土蔵や門は登録有形文化財に登録されています。
「食事に寄り添う酒造り」をコンセプトに、伝統技術と最新技術を組み合わせた酒造りを行っています。
石川酒造を代表する銘酒「多満自慢」は、「多くの人たちの心を満たすことができたら」という願いが由来です。
【公式サイト】石川酒造株式会社
【住所】東京都福生市熊川1[地図]
【電話番号】042-553-0100(8:30~17:30)
【最寄駅】JR青梅線・五日市線・八高線、西武線 拝島駅からタクシーで約8分、徒歩で約20分
いざ、石川酒造に初潜入!
樹齢400年の夫婦ケヤキが見守っています。
石川酒造では、毎月第4土曜日と日曜日に「感謝デー」を開催しています。
敷地内に様々な模擬店を出店し、福袋、限定スイーツ、漬物、ハンドメイド雑貨などを販売しています。
酒蔵へ。
今回案内してくれる杜氏(とうじ)の前迫晃一さんとハイチーズ(^ω^)
日本酒の製造工程について語る前迫さん。
日本酒の主な原料は、米、米麹、水、酵母らしい。
お米から日本酒になるまで、こんなに沢山の工程があるなんて知らなかった!
いつも軽々しく飲んでてごめんね(><)
石川酒造の酒蔵は、ドラマ「金田一少年の事件簿 白蛇蔵殺人事件」のロケで使用されたらしいよ。
蒸した米を冷まして麹菌を植えて、適温を保った麹室で培養する「製麹(せいぎく)」の様子。
麹室は酒造りの心臓部であり、ここでの出来が全てを左右するそう。
製麹に使用する種麹(たねこうじ)さん、麹を作るために集められた麹菌の胞子のことだよ。
種麹をフリフリする前迫さん、トルコ人シェフの塩振りおじさんを彷彿とさせます。
製麹でできた麹さん。
食べたらほのかな甘みを感じるなど。
アルコールを生み出す酵母を大量に育てる「酒母作り(しゅぼづくり)」の様子。
日本酒造りに使用する清酒酵母には、「泡あり酵母」と「泡なし酵母」の二種類があるよ。
大きなタンクに移した酒母に、水、麹、蒸米を加えて、3回に分けて仕込みを行う「三段仕込み」の様子。
麹がお米のデンプンを糖分に変えて、酵母の働きで糖分からアルコールを造り出すよ。
醪(もろみ)の状態に合わせて、長い棒でかき混ぜる櫂入れ(かいいれ)を初体験!
慶應義塾大学と共同研究している前迫さん。
米麹をMRIで計測して、新しい世界を発見しようとしてる日本酒オタクだよ。
薮田式自動醪搾機(やぶたしきじどうもろみしぼりき)という機械で醪を搾って、お酒と酒粕に分ける「上槽」を経て、ようやく日本酒ができるんだって!
上槽に使用する板1枚が、大卒の初任給ぐらいの値段らしい。
「前迫さんの年収は何枚分ですか?」と尋ねると、真剣に計算してマジレスしてくれました。
直売店の酒世羅へ。
日本酒、ビール、梅酒、おつまみ、お菓子、酒器など、豊富な品揃えです。
前迫さんオススメのお酒を中心にお買い物して大満足でした。
利き酒セミナー&お食事会
ゲストハウス酒坊多満自慢に戻って、前迫さんの利き酒セミナー開始♪
今回のラインナップは次の5つだよ!(石川酒造のネットショップへ遷移します)
● 多満自慢「純米大吟醸」
● 多満自慢「ひやおろし」
● 多満自慢「瑞る青 純米吟醸生酒」
● 多満自慢「雄町 熟成原酒」
● 多満自慢「純米無濾過」
それぞれの飲んだ感想や特徴を書き留めていきます。
多満自慢は基本的に全て醇酒だけど、「日本酒の味の4タイプ」にあえて分けるとすれば次の通りだよ。
● 薫酒(くんしゅ)香り高くて味がシンプル、香り高いタイプ「純米大吟醸」「雄町 熟成原酒」
● 塾酒(じゅくしゅ)香り高くて味が複雑、熟成タイプ「ひやおろし」
● 爽酒(そうしゅ)香り低くて味がシンプル、軽快で滑らかタイプ「瑞る青 純米吟醸生酒」
● 醇酒(じゅんしゅ)香りが低くて味が複雑、コクのあるタイプ「純米無濾過」
味を構成する「味の六角形」は、甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、旨味の6つで成り立ってるよ。
加工食品やファストフードの影響で、現代人の舌はバカになってるそう。
繊細な味が分からない人が多いので、多満自慢は基本的に甘味強めで作ってるよ。
ビールも頂いちゃうよ!(石川酒造のネットショップへ遷移します)
● 多摩の恵「ペールエール」
● TOKYO BLUES「東京ボタニカルセゾン」
ビールはエールとラガーの2種類があって、樽の中で上面発酵したものがエール、下面発酵したものがラガーだよ。
ビール、ワイン、日本酒は全て65度で低温殺菌されて、加熱することで長期保存が可能になるよ。
ゲストハウス酒坊多満自慢の支配人兼料理長の石川翔太郎さんのご挨拶。
【前菜】無農薬かぼちゃのそぼろあんかけ、ヒラメ昆布締めと炙りしめ鯖、無農薬茄子と万願寺とうがらしの揚げ浸し、いぶりがっこポテトサラダ、低温で仕上げた塩麹漬け鶏むね肉
【焼物】天然ぶりの甘酒西京焼き
【鍋物】豆乳塩麹豚しゃぶ
【御食事】奥多摩ヤマメの漬け茶漬け
【デザート】大吟醸ケーキとバニラアイス、瑞る青がけ
日本酒の基礎知識を楽しく学んで大満足の一日でした!
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